[中学地理] 緯度と経度について学習しよう!

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今回は緯度と経度についてわかりやすく解説します。

地球儀や地図を見ると、「たて」と「よこ」に線が引っ張ってあります。この線の位置によってある地点の場所が特定できるようになります。数学で関数を勉強している人は「座標(ざひょう)」という言葉を習うと思いますが、アレと同じような感じです。

緯線と経線

題名に記した「緯度(いど)」と「経度(けいど)」の言葉の意味を理解した上で、その言葉を学ぶことでどのようなことに応用できるのかについて今回は見ていこうと思います。

今回はたくさん地図が登場します。学習の際に注意しなければならないのは、文章と地図は必ず往ったり来たり(往復して)勉強することです。文字は文字、地図は地図で学習しても頭には残りません。書いてある内容をイメージとして残した方が分かりやすいし頭の中にも定着します。

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緯線と経線

緯線と経線について

まず覚えてほしいのが、緯線と経線という言葉です。

緯線と経線
緯線と経線
  • 緯線(いせん): 地図上で赤道に平行に引かれた東西に引かれた線のこと。上の地図の赤線のこと。
  • 経線(けいせん):地図上で北極と南極を通る南北に引かれた線のこと。上の地図の青線のこと。経線のことを別名「子午線(しごせん)」とも言います。

なぜ経線のことを「子午線」と言うのか?
子午(しご)というのは実は方角のことを指しています。
皆さんは干支(えと)を知っていますか?十二支(じゅうにし)という言葉として知っている人もいるでしょう。

子・丑・寅・卯・辰・未・午・未・申・酉・戌・亥

干支は実を言うと年を表現する以外にもいろんな場面で使われていました。時刻もそうです。そして実は方角も表現します。

くわしくはネットで調べてもらうとして、子が北で牛が南を表します。

つまり、子午で北南、つまり南北の線を表します。
なので、経線のことを別名子午線とも呼ぶのです。

緯度について – 赤道及び北緯と南緯

次に、緯線についてもう少しくわしく見ていきます。

緯線と経線
赤道の位置と北緯・南緯

緯線についてはある基準を設けました。赤道(せきどう)を基準とします。

それよりも北にある緯線を北緯(ほくい)、南にある緯線を南緯(なんい)と言います。

緯度と経度について

また、ある地点に接する線と北極と南極を結ぶ地軸(ちじく: 上の図でいうZ軸)とで作られている角度のことを緯度(いど)と言い、赤道を基準(0度)として、南北をそれぞれ90度に分けます。

経度について – 本初子午線及び東経と西経

次に、経線についてもう少しくわしく見ていきます。

緯線と経線
本初子午線と西経・東経

経線についてもある基準を設けました。イギリスの旧グリニッジ天文台を南北に通る経線を基準とします。イギリスの旧グリニッジ天文台を南北に通る経線のことを、特に「本初子午線(ほんしょしごせん)」と言います。

それよりも西にある経線のことを西経(せいけい)、東にある経線のことを東経(とうけい)と言います。

緯度と経度について
緯度と経度について

ある地点を通る子午線(上の図ではY軸)と本初子午線(上の図ではX軸)との角度のことを経度(けいど)と言います。

日本の位置を表現してみよう!

緯度と経度が分かると、地球上におけるある地点の位置が分かるようになります。

これを利用すると、例えば日本の位置を緯度と経度で示すことができるようになります。

日本は点で存在するわけではありません。
なので、東西南北の地点をそれぞれ調べてみることにします。

日本の最東端、最西端、最南端、最北端については、国土地理院(こくどちりいん)のサイトに載っています。

日本の東西南北端点の経度緯度 | 国土地理院

国土地理院(こくどちりいん)は、我が国の地図を作成する国家機関です。

リンク先には地図も載っていて、ビジュアル的にもとても分かりやすいです。

日本の領土についてはまた別のページでじっくり学習することにします。

復習をしっかりやろう!

復習の必要性

世の中には「授業がうまい先生」という人たちがたくさんいます。「授業のうまい先生」は皆さんを分からせる名人です。しかし、授業を受けっぱなしにしているとすぐに習ったことは忘れてしまいます。逆に教えている内容を全て忘れさせない授業が行える先生なんて存在しません。

では、習ったことを忘れないようにするためにはどうしたらよいか?というと、復習をやるしかありません!

問題集を解く!

「まほろば社会科研究室」の説明はもう一度読んで復習をすればよいのですが、問題集を使った演習を行う必要があります。

定期テスト対策やはじめから地理の勉強をやり直したいという人はこのあたりから問題を解き始めてもよいと思います。

入試対策を本格的に行いたいという人は、以下の問題集がオススメです。

問題は解きっぱなし、答え合わせをしっぱなしにするのではなく、お手元の教科書や参考書に戻って印をつけておきます。そして必ず関連知識も含めて知識の暗記をし直すようにしましょう。一問一答のような勉強をしてその問題ができるようになったとしても、違う角度から問題が出題されたら「お手上げ」状態になってしまう例をたくさん見てきました。関連知識のインプットも必ずし直すようにしましょう!

 

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