【中学歴史】世界三大宗教(3) – イスラム教のおこりについてわかりやすく解説

世界の古代文明と宗教のおこり 中学歴史
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今回は、世界三大宗教のうちの1つであるイスラム教がどのように誕生したのかを、中学生にも分かりやすく解説していきます。

世界三大宗教のところは、中学生の教科書や中学校向けの参考書ではページ数もあまり割かれていないので形式的に学んで「おしまい!」になっています。宗教の勉強はとても大切だと思っています。でもあまり突っ込んだ学習をしすぎるとそれはそれでかえって分かりにくくなってしまいます。なので、必要最低限のことに絞って解説をしてみました。

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イスラム教はいつ?どこで?誰が開いたの?

イスラム教は、西暦622年にアラビア半島でムハンマドが始めました。日本で言うと、聖徳太子が活躍した時代のやや後ぐらいです。仏教やキリスト教と比べると新しいですね。そんな時代感覚を持っておいてほしいなと思います。

イスラム教の教えは、「クルアーン(コーラン)」と呼ばれる経典にまとめられました。「クルアーン(コーラン)」は神様の言葉をムハンマドによって伝えられた神様の言葉そのもので、ムハンマドによって書かれたわけではないという点がポイントです。

ムハンマドがなくなると、その後継者(カリフ)がイスラム教勢力を拡大していきます。イスラム教はアラビア半島からシリアやエジプト、イランにまで拡大をしていきます。さらに地中海を制覇し、イベリア半島(スペインやポルトガル)まで勢力を拡げていきました。

我々の時代のイメージだと、イスラム世界よりもヨーロッパの方が発展しているというイメージがありますが、イスラム教が地中海の覇権を握っていた時代はイスラム世界の方がはるかに進んでいました。ギリシアの文化を学んだイスラム教徒が文化を発展させ、後にそれをヨーロッパの人たちが学んだなんていうことが起こったりしていました。

イスラム教の教えについて

イスラム教は、アッラー(アラー)という唯一の神様を信じました。この神様は、実を言うとユダヤ教やキリスト教のところで登場したヤハウェという神様と同じ神様です。

つまり、イスラム教はユダヤ教やキリスト教とは兄弟にあたります。

イスラム教では唯一の神様であるアッラーを絶対視するので、アッラーの絵を描いたりすることはできません。これを偶像崇拝の禁止という言い方をします。

イスラム教は6つの信仰を大切にします。高校の倫理ではこの内容は暗記しなければなりませんが、中学生の皆さんにはもちろん不要です。

  1. 神(唯一神:アッラー)
  2. 天使(神と預言者の間に入る存在)
  3. 聖典:クルアーン(コーラン)及び新約聖書の一部
  4. 預言者:神の言葉を伝える人。ムハンマドが代表例。
  5. 来世:天国と地獄
  6. 天命:神の意志

そして、5つの宗教的義務があるとされています。こちらも高校の倫理ではこの内容は暗記しなければなりませんが、中学生の皆さんにはもちろん不要です。

  1. 信仰告白:「アッラーの他に神はなく、ムハンマドはその使徒である」
  2. 礼拝:毎日5回、定められた時刻にメッカという聖地に向かって祈りを捧げる。
  3. 断食(だんじき):ラマダーン(断食する月)に日中に一切の飲食を絶つこと
  4. 喜捨(きしゃ):貧しい人に対して富の一部を分け与えること
  5. 巡礼(じゅんれい):一生に1回はメッカに行くこと(努力目標)

なかなか厳しいルールですね。

そういえば、ちょっと前に大砂嵐(おおすなあらし)というお相撲さんがいました。彼はエジプト出身で初のイスラム教徒のお相撲さんでした。相撲と言えばちゃんこ鍋を食べて体を大きくしたりしなければなりません。でも彼はイスラム教徒なので、先ほど述べたようにラマダーンがあります。それにちゃんこ鍋の中にはイスラム教徒が食べられない豚肉が入っていることもあります。宗教の教えと日本の伝統とのはざまで苦労を重ねた力士でした。

この他にもイスラム教の教えの中には結婚のことや相続のことなども含まれていて、生活全般を定める教えなのです。

 

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