地理が苦手な中学生のキミに送る地理の勉強法

中学地理の勉強法
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地理が苦手な中学生の皆さんから、

「地理ってどんなふうに勉強したらいいの?」

と訊かれることがよくあります。

地理に限らず歴史も公民も究極的には「暗記科目」です。教科書や参考書の内容を頭の中に入れさえすれば点数化することは簡単です。学校の小テストや中間テストや期末テストなどの範囲が絞られている試験においては、学校で配られている問題集の問題と答えを丸暗記しておけば点数が取れることも少なくありません。

しかし、実力テストや高校入試は違います!範囲が広いので一夜漬けのような勉強はできません。中学地理の範囲を1周させるには何週間もかかります。その上、覚えたその瞬間から忘れていってしまいます。忘れないように知識を蓄えていかなければなりません。また、中学校で習う内容の全範囲がテスト範囲になるので、地域ごとの学習だけでなく地域をまたいだ理解も必要になります。つまり、覚えた知識をうまく活用できる力が必要になります

それを中学生の皆さんはどのように身につけるとよいのでしょうか?

地理が苦手な中学生の皆さんに向けて、今回は地理の勉強法について皆さんにお伝えしたいと思います。

地理の勉強のポイントは次の2つです。

  1. 地図とリンクさせて地名を覚えること!
  2. なぜそうなるのか?という理解をしていくこと

これらをくわしく見たうえで、独学で勉強していくのであればどんな参考書をどんなふうに取り組んだらよいのかを見ていくことにしたいと思います。

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地図とリンクさせながら地名を覚えること!

地理の勉強をしていると、気候のことが出てきたり統計資料に出くわしたりすることがあります。
でも、農作物がそもそもどこで作られているのか?場所は地図上ではどこなのか?などが分かっていないと、学習内容が深まっていきませんし、すぐに忘れてしまいます。

したがって、地名の暗記は地理の勉強にはかかせません。その際に地図とリンクさせましょう。学校の教科書や参考書に載っている地図や地図帳を参照しつつ、白地図なども用意して地名や地形の名前と一緒に場所も一緒に暗記していきます。これだけはどうしても必要です!

暗記のポイントは地名と地図を一致させること!

この点を注意しましょう!

一度に全部の地名を覚えていくことは大変です。各地域の勉強を行う時に完成させるという感覚で勉強を進めていけばOKです。

なぜそうなるのかを理解すること

最初に地図とリンクさせながら地名を覚えていくのですが、ここからいよいよ地理の本格的な勉強に入ります。知識の丸暗記はすぐに忘れてしまうので、

「なぜ○○地方では▲▲という農作物が取れるのか?」

ということを意識しながら、知識の習得を行うようにしましょう。地形とか気候など他の知識と結びつけていきます。すると、気候の知識を思い出したりすることができたり地図上の場所を確認したりすることができます。他の知識との関連付けをすると忘れにくくなります

また、ある地域を勉強した後に別の地域について勉強することがあります。例えば、ある地域でお米がよく採れるとします。後に別の地域でもお米が採れることを学習したとします。「なぜこの地域でお米がたくさん採れるのか?」についての共通点をくくり出します。こういう作業のことを、難しい言葉で「抽象化(ちゅうしょうか)」と言います。知識の抽象化を行うと、先ほど述べたように他の知識との関連付けがやりやすくなるので忘れにくくなるし、地域をまたいだ横断的な理解ができるようになるので、範囲の広い高校入試の対策にもなります。

中学地理のオススメ参考書

まほろば社会科研究室では、上の内容を徹底的に意識したコンテンツを皆さんに提供していきます。その都度、別のコンテンツにリンクを付けているので、知識の関連付けを意識しております。

でも、まほろば社会科研究室の説明を読むだけでは問題を解けるようにはなりません。特に問題集を使った演習は必ず必要です。できることとできないことを分けて、できないことをできるようにすることが受験勉強の基本です。

「まほろば社会科研究室」以外で中学地理の勉強をする際に、どのような参考書がオススメなのでしょうか?

地理が苦手な子向けの参考書から発展的な学習ができる教材までを紹介します!

地理が苦手な子は「中学地理をひとつひとつわかりやすく」から始めたい

地理が苦手な子は、「中学地理をひとつひとつわかりやすく」から始めるのがよいです。

まずは左側のページに書いてある要点を暗記してしまいましょう。赤字のところを中心に用語の暗記をしていきます。注意すべき点としては地図やイラストと一緒に覚えることです。勉強法のところでも書いたとおり、地名と地図はセットで押さえておかなければなりません。

なお、参考書だけを使って勉強するのが大変だなと思う人は、Youtubeの動画講義を視聴するのもオススメです。

左側のページが覚えられなぁと思ったら、右側のページへ移って「基本問題」を解いてください。答えはノートに書きましょう。左側の要点がしっかりと身についているのか確認するために演習をします。もちろん問題を解いている時は左側の要点のページは見てはいけません。

一通り問題を解いたら答え合わせ。間違えた問題は「中学地理をひとつひとつわかりやすく」の方にも印を打つようにしてください。どんな問題で間違えたのかが参考書を読んでいるだけで明らかになるからです。1日2テーマ以上行う場合、1日の最後には間違えて印を打った問題をもう一度解き直しましょう。その日に勉強したことは完璧にして勉強を終了させてください

しばらく勉強を進めていくと、勉強したことは忘れてしまいます。だから復習を!1週間経ったらもう一度全ての問題を解き直しましょう。そこで間違えた問題については、要点が書いてある左側のページを見て理解をし直してください。

「中学地理をひとつひとつわかりやすく」を完成させれば、地理の基本的な知識を身につけることができますが、それだけでは不十分です。地理は用語を覚えただけでは点数が取れません。資料を読んでそこから考察する力が求められるからです。この参考書が終わったら、「ニューコース 中学地理」に参考書を進めていきましょう。

定期試験から公立高校受験対策まで

学校の授業にある程度ついていけている人は、「ニューコース 中学地理」がオススメです。「ニューコース」シリーズに書いてある内容がしっかりと理解できれば、定期テストでも上位に食い込むことができます。

取り組み方は、まず「ニューコース 中学地理」の要点をザックリとつかみます。章ごとに取り組みます。赤字で書かれている用語については、何も見ずに説明できる状態にまで知識を高めていきましょう。勉強の注意点は勉強法のところでも書いたとおりです。「地名と地図の一致」と「なぜ?を大切にする」の2点です。この2点に注意しながら参考書を読み進めていきましょう。

「ニューコース 中学地理」がある程度読み終わったら、「ニューコース問題集」で問題に取り組みます。そこで、地理の基本的な知識がどんなふうに問われるのかを確認してください。地理は知識を暗記しても点数がとりにくい科目です。覚えた知識が問題になったときにどんなふうに使われているのかを理解します。

一通り問題を解いたら答え合わせ。間違えた問題は「ニューコース 中学地理」の方にも印を打つようにしてください。どんな問題で間違えたのかが参考書を読んでいるだけで明らかになるからです。

その後、再び「ニューコース 中学地理」読み直してください。「ニューコース問題集」で間違えた内容について印が付いていたオリジナルな参考書ができているはずなので、そこに注意しながら読み込んでいきます。

これだけやっておけば地理で高得点をとることは可能です。

中学地理の勉強に万全を期すためにZ会の通信講座を利用しよう!

いくらわかりすい講義を聴いたり参考書を読み込んだりしても、アウトプットの質が悪かったら評価も低いままです。答案用紙の上でしっかりと自分が知っていることをアウトプットできなければ点数にはなりません。自分だけで答え合わせをしても、間違っているのにマルを付けてしまったり採点が甘くなったりすると点数をあげることは難しいです。さらに厳しいことを言うと、「間違っているのにマルを付けてしまったり採点が甘くなったり」していることを自分で気づかないことがほとんどなのです。

そこでおススメなのが、Z会の通信添削です。

Z会の通信添削は、

  • 主要5教科だけでなく実技4教科にも対応!定期テスト対策から入試対策まで一貫した対策ができる!
  • 質の高いオリジナル問題!困ったときには質問にも対応してくれる!
  • 地元の公立中学校から中高一貫校まで幅広い生徒に対応できる!
  • 通信添削にありがちな「やりっぱなし」が起こらないように、フォロー体制もバッチリ!
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